公開討論会プロジェクト

「選挙」と聞くと

“選挙”と聞けば、少し腰が引ける感じがしていた。商売をしていると、選挙にかかわった時の反動がどうなのか?どうせ、政治家さんや選挙屋さんがやるような感じで見ていた。「公開討論会」いつもワークショップ等で議論慣れしていた(?)私たちには、前述の事状を乗り越えられていれば、そんなにも恐れはなく、それ以上に住民に「政策や人柄などを比較して決める」という、今までにない新風を吹き込める凛とした気持ちが上回っていた。

公開討論会の厳しさ

「むつ市長選の公開討論会」は青森県での公開討論会でも初期の時期に、同じ地域で2回も行った珍しいものだった。準備期間中は、政治家さん達を相手にするだけに、いろいろな事がありスリリングな毎日だった。“国策にも影響がある、放射能廃棄物の中間貯蔵施設の誘致の問題”が大きな争点でもあったので、各方面から注目もされネガティブな言動にも揺さぶられた。

終えてみて

事務局とコーディネーターを担当して、市民の大きな関心と評価をいただき、ステージ上で自分の後ろに何か“正義の女神様が舞い降りたような錯覚”を感じて、鳥肌がたったのを覚えている。その後の投票率や選挙結果・反響などを見て、疲れたけどやってよかったと思っている。

残しておきたいルール

とかく“選挙”はネガティブキャンペーンや身内選挙に終始しがちな場合がある。しかし、私達の行った「公開討論会」は非力ではあるが、民主主義の重要な部分を担っており、この地域の若い世代に、残してあげたいルールだと思っている。